私は、神経難病、特に神経変性疾患の診療・臨床研究に取り組んできました。 神経変性疾患は、代表的な病気として、パーキンソン病及びパーキンソン関連疾患、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症など、一般の方々に聞きなれない病名が多いと思います。また、神経変性疾患は、根本的な治療法が無いのが現状です。
しかし、根本的な治療が無いからと言って何もできないわけではありません。適切なタイミングで対症療法を行ない、機能訓練をしたり、療養環境を整備することで、患者さんの残存機能を生かし、病気の進行を遅らせることが可能です。
医学界では、近年遺伝子レベルでの研究が飛躍的に発展し、病因の解明や新薬の開発も目白押しです。
当クリニックでは、神経難病患者さん一人ひとりと真摯に向き合い、寄り添いながら、病状の進行に合わせた適切な医療的処置を提案してまいります。